HOYA/アリオス(遠近両用)
Nikon/プレシオダブル(遠近両用)

フレームで(1組)

屈折率1.50(標準)¥9,000-

屈折率1.60(薄型)¥11,000-

屈折率1.67(薄々型)¥14,000-

『収差』を知らないと遠近は選べません!

遠近両用の場合、近くを見た時の視野がどうしても幾分か狭くなります。 (レンズ下方の両端に『収差』が出来てしまう。)

遠近両用レンズは・・・・ ・1枚のレンズにたくさんの焦点があるハイテクレンズ。 ・境目がないのに遠くも近くも見える。 ・視界がぼやける個所(収差)がどうしても出来てしまう。

簡単に言ってしまうとレンズというのは『光を曲げて焦点を自在に操る道具』なのですが、この『光』というものは複雑な性質を持っていて『100%素直に曲がってくれない』のです。そのコントロール出来ないわずかな光の乱れを『収差』と言います。 ひとつの焦点を作るとしても収差は必ず発生しますから、1枚のレンズに幾つもの焦点を持つ遠近両用レンズではなおさらです。各メーカーで開発されるそれぞれの遠近両用、その違いは言わば『収差をどう処理したのか』の違いと言えます。

『収差』に『収差』を重ねる、驚きの発想!

Nikon プレシオダブル

収差にはたくさんの種類があります(球面収差・コマ収差・非点収差・像面湾曲収差・歪曲収差・・・・・)。遠近両用レンズの収差領域(どうしても視界がボヤケる個所)と言うのは、その様々な収差が無秩序に集まって形成されています。つまり、『収差領域の中でも一点一点ではボヤケの性質が異なる』という事です。 その一点一点のボヤケの特徴を割り出し、その一点一点のボヤケを緩和していく(一点一点の収差の上に逆の性質の収差をかぶせていく)、それがNikon独自の『収差フィルター』の考え方です。遠近特有の斜め下目線の時のユガミ・ユレを緩和していますので、特に立ち仕事等の視点移動が激しい方にはおすすめのレンズです。

収差領域内でもポイント毎に収差の特徴は微妙に違う。無数に存在する収差ポイントの一点一点にフィルターをかけていくという途方もない作業です。

『収差フィルター』はNikon独自のネーミングですが、実は「収差に収差で対抗して、より自然な視界を実現する。」という考え方は他のレンズメーカーにも共通の取り組みです。

余計な事はしない、シンプル イズ ザ・ベスト!

HOYA アリオス

前述の通り、遠近両用にとって『収差』とは宿命的な存在なのですが、言ってしまえば現在の技術ではこの『収差』を完全に取り除いて「ゼロ」にすることは出来ません。(収差フィルター等で緩和したとしても結果として収差領域は幾分存在することには変わりがありません。) 収差をどんどん緩和していくとにじみやボヤケの度合いはマシにはなっていくのですが、逆に言うと『明視領域(ハッキリ見える部分)』と『収差領域(ぼんやり見える部分)』の境界はあいまいになります。ここで、実に妙な現象が起きます。度数は合ってるのに「全体がぼんやりしているように感じる。」とおっしゃる方が稀にいらっしゃいます。

・収差を緩和(収差フィルター)

明視領域と収差領域の差があいまいになってくると『視界が広くなった』とも感じますが、『全体がなんとなくボヤケている』という風にも感じます。

収差領域のにじみやボヤケが強いほど、明視領域は逆に際立って『ハッキリと見えている』という感覚になります。

・収差フィルターなし

中央の一文字『あ』の鮮明度は同じです。

※こちらはあくまで説明のためのイメージです。

人間の眼はあくまで正確ではなく、その見え方や捉え方には個人の嗜好や感覚が大きく影響します。『HOYA アリオス』は他のレンズに比べると『収差フィルーなし』のやや設計の古いタイプのレンズと言えるのですが、この「なるべく余計な事はしない」というシンプルな設計が今も多くの人に支持されているのは上記のような理由があるからです。

コラム

 で、どれがいちばんいいの?

当サイトをご覧いただきありがとうございます。ホームページ製作担当の『徳谷(とくや)』と申します。
店頭でもよく感じることなのですが、レンズや度数の説明はどうしても堅苦しく、専門的な話になりがちです。「できれば難しい説明無しでパパパーぁっと、手っ取り早くレンズを選べたらなぁ……」と言うのがお客様の本音ではないでしょうか?
しかし残念ながら、『どなたにもぴったりの万能レンズ』というものは無く、実際はお客さまの生活スタイルばかりか性格や嗜好と言ったものがレンズ選びには案外影響するものです。
何気ない会話の中からお客様の要望や嗜好を汲み取り商品選びに反映していく……それがわれわれスタッフの使命と思っています。
われわれ松倉めがね矢田店のスタッフは全員(上品な)下町育ちです。堅苦しくないババっとした会話の中からぴゃぴゃぁ~っとしたテンポでズバッと最適なレンズ選びをお手伝い致します。『遠近両用レンズ』というとなんだか難しく考えがちですが、実際に見てもらうのが一番早いと思います。(『おぉ~こんな感じかいなぁ~』というオーバーリアクションのお客さま、大歓迎です。)お店にはテストレンズがありますから実際の見え方を体感できますよ~。